困った!時の、ドレスの修理もしています(^-^)
今日はドレスのお直しのお仕事(^-^)
ご依頼の内容は、
「ラテンドレスのレオタードの色が薄く、レースから透けて見える部分が肌に馴染まなくて、それを解消しようと、透けている部分だけを染めたところ、生地がごわごわになってしまっているので、修理をしたい」
というもの。
すでに形になっているドレスを染めるのはかなり大変ですよね💦
触ってみたところ、布に向かない染料で塗ってしまったため、生地が固く、伸縮性を失ってしまっているようです。
染まっているのは、ウエストの少し上から、下のパンツの部分まで。
レオタードは2枚仕立てになっていて、幸い内側の布はダメージが少なかったので、外側の布だけ取り換えることにしました。内側も換えてもよかったのですが、肌にあたる部分があまりつぎはぎになると、着心地が悪くなるので、それも考慮して相談した結果です(^-^)
変更する布の色
使う布は、落ち着いたベージュ。彼女はそこまで真っ黒にタンニングはしないので、多分このくらいで馴染むと思います(^-^)
レースから透けるとこんな感じですね。
実際肌やドレスに当ててみることはとても大事です。
早速作業に入ります
まず、染料が付いている部分を切り取ります。ドレス本体とも繋がって縫われている部分は、全部ほどいてばらします。布を切ってしまわないように慎重に…(・_・;)
切り取ったパンツ部分と全く同じものができるように、型紙をとります。ただし、今度は縫い直しなので、レオタードとのつなぎ部分は、双方の縫い代部分として、1cm強、多くとります。
布を切り出して…
パンツを縫います。
後ろはチャックになっているので、縫わずに開けておきます。ここが、内側のレオタードとドレスの表の布とも合体するところなので、一番大変💦コンシールファスナー(表から目立たない仕様のものです)なので、専用の部品を使ってミシンで縫っていきます。(必死過ぎて作業中写真撮らず・笑)
身頃に丁寧に縫い付けます。ドレス本体とぎりぎりのところまで塗ってあったので、ミシンを使えないところは手縫いでちくちく…ちくちく…ちくちく…
あとは、内側のパンツ部分と合体させます✨パンツの太もも部分のゴムが、染料が染みたせいか劣化がみられたので、ついでに取り換えておきましょう。ちょっと頼りない細さだったので、いつも使う6mmに変えました。
パンツのゴムは、こだわりのゴム✨
太くて柔らかく、伸縮性が高いほど、嫌な締め付け感が無くフィットします。私が使っているのは「金天馬」というメーカーの織ゴムです。色々試した結果これにいきつきました(^-^)
そして、選考に落ちた織ゴムの墓場があります(*_*;が、ものを無駄にするのは好きじゃないので、それぞれに合った用途で、いつか何かに使おうと思ってます(笑)
仕上がりました!
さて!作業が終わりました。仕上がったお直しドレスがこちら!
♬チャララ~ララ~ラ~ チャララ~ララ~ララ~ラ~♬
なんということでしょう!✨匠の技で、透けてる部分の色が、自然なベージュに。ごわごわだった着心地も解消です✨
日光をじゅうぶんに取り入れるリビングの吹き抜けは、匠こだわりの…あれっ?('_')
綺麗なブルーのラテンドレス。さっぱりとリニューアルして、ご主人を思い切り輝かせてください(^-^)
こんな感じの修理やお直しも、できることは承りますのでご相談ください♪